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唾液検査

saliva test

唾液検査とは?

唾液検査は唾液の量や成分を分析することで、虫歯や歯周病のリスク、口腔内の状態などを調べる検査です。

ご自身のお口の中の環境を知ることで最適なオーラルケアの実践に繋がります。

 

唾液検査の画像

唾液検査の目的

虫歯や歯周病のリスクを予測する

唾液には、虫歯菌や歯周病菌を抑制する成分が含まれています。唾液検査でこれらの成分の量を測定することで、虫歯や歯周病になるリスクを予測することができます。

 

唾液から口腔内の状態を把握する

唾液の量や粘性、pH値(酸性・中性・アルカリ性を表す数値)などを測定することで、口腔内の乾燥状態や、むし歯菌や歯周病菌の量や活性具合などを把握することができます。

 

患者様に合った予防方法を見つける

唾液検査の結果に基づいて、個々の患者様に合った虫歯や歯周病の予防方法を見つけることができます。

 

唾液検査の流れ

1. 唾液の採取

紙コップ

少量の水でお口全体に行き渡るよう10秒間しっかりすすぎ、紙コップに吐き出します。患者様に行っていただくのはこれだけです。

2. 唾液の測定

唾液検査装置を用いて、歯の健康・歯茎の健康・お口全体の清潔度に関する6つの項目を測定します。

検査結果は5分で分かりますので、結果をもとに分かりやすくご説明をさせて頂きます。

6つの測定項目

虫歯菌

虫歯菌がどれだけ活性化しているかを測定します。虫歯菌の数値が高いと口腔内が虫歯になりやすい環境になっていることが分かります。

お口の中の酸性度

唾液の酸性度が高い状態が続くと歯が溶け始めます。

虫歯はその状態が長く続くと起こる疾患です。

 

緩衝能

緩衝能とは、食後に酸性に傾いたお口の中を唾液によって中性に戻す力を指します。緩衝能が弱いと虫歯になりやすく、緩衝能が高いと虫歯になりにくいと言われています。

白血球

歯茎が虫歯や歯周病などによって炎症を起こしているときに、唾液中の白血球が高くなることが知られています。

タンパク質

歯茎から出血をしている時、お口の中に食べカスが残っている時、ドライマウス傾向にある場合にタンパク質の数値が高くなります。

アンモニア

お口の中の細菌が多い時にアンモニアの数値が高くなります。

アンモニア数値の高さは口臭にもつながります。

3. 測定結果はお渡しします

唾液検査結果

唾液検査によって、患者様ひとりひとりのお口の中の状況をより詳しく知ることができます。

測定結果についてはお渡し致しますので、ご自宅でもゆっくりご覧ください。

まとめ

唾液検査は、虫歯や歯周病のリスクだけでなく、口腔内の炎症や全身疾患のリスクまで、様々な情報を提供してくれる検査です。

口腔内の健康を守るだけでなく、全身の健康を守るためにも有効な手段です。定期的に検査を受け、自分の口腔内の状態を知ることが大切です。

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