


かみ合わせ治療とは、歯並びや噛み合わせに問題がある場合に、それらを改善するために行う治療のことを指します。
かみ合わせに問題があると、顎関節症や歯周病などの症状を引き起こす場合があります。
そのため、かみ合わせ治療は、歯周病や顎関節症の予防にもつながる重要な治療です。
スプリント療法は、顎関節症や噛み合わせの異常などによる口腔内の問題を改善するための治療法の1つです。スプリントとは、マウスピースのことで、通常は硬質プラスチック製で、上下の歯に装着されます。
スプリント療法では、患者さんの症状や状態に合わせて、専用のスプリントを作成し、定期的に調整しながら使用します。スプリントを使用することで、かみ合わせのバランスを調整し、顎関節の負担を軽減するなどが期待できます。
詰め物やかぶせ物が不適合である場合、かみ合わせのバランスが悪くなります。
歯にかかる負荷が不均等になることで、歯や被せ物に負荷がかかりすぎ、痛みや破損の原因になることがあります。
歯並びに問題がある場合には、矯正治療を行い、歯列を整えます。
矯正治療には、従来の金属製ブラケットを使用する方法や、見た目が気になる方には透明なブラケットやマウスピースを使用する方法などがあります。
入れ歯が完成するまでには、以下のような流れで治療を行います。
最初の装着までにおおむね6~7回の通院を必要とし、平均で約1ヵ月間の日数を要します。
また、その後も半年に1回くらいの定期検診で様子を見ます。
患者様のかみ合わせの問題を詳しく伺います。
患者様の歯並びやかみ合わせの問題を診断し、最適な治療法を提案します。
口腔内の写真やレントゲンなどを撮影し、噛み合わせの問題をより詳しく診断します。
必要に応じて、歯科技工士が作成したモデルを用いて噛み合わせの分析を行うこともあります。
患者様のかみ合わせの問題に合わせて、最適な治療計画を策定します。
治療計画には、どのような治療法を用いるか、治療期間や費用などが含まれます。
治療計画に基づいて、実際に治療を開始します。治療法によって異なりますが、矯正治療や入れ歯・ブリッジなどを用いた治療が行われます。
治療期間は、短い場合でも数か月、長い場合には数年に及ぶことがあります。
治療を進めるにつれ、かみ合わせの状態や治療結果を確認しながら、治療計画を調整することがあります。また、治療に伴って生じる痛みや違和感に対して、適切な対処を行います。
治療が終了した後も、定期的な検診を受けることが重要です。
定期検診によって、治療結果の維持や、新たなかみ合わせの問題がないかを確認します。
治療費用は、治療にかかる期間によっても大きく異なります。
矯正治療やインプラント治療などは、治療期間が長く、治療費用も高額になることがあります。治療費用については、事前に歯科医師と相談し、納得のいく治療計画を策定することが大切です。